久々にCMレビューです。

■ サントリーの野菜カロリー計画
森三中の村上が結婚式の演目で野菜ジュースのカロリーが意外に高くてびっくらこいたーと歌っているCM。これはここ最近で最も秀逸なCMだと思う。

女性視聴者はこれ、全く違う見解なのだろうが、とにかく村上がさぞ上手いかの如く歌ってる姿は絶妙にムカつくのだ。視聴者のアテンションを得るという意味では絶妙過ぎるほどのムカつき具合。嫌悪感まではいかず、「なにをコイツはすまして歌ってるんだ?」と思わせたら最後、完全に作り手の手中に嵌ってしまうわけだ。
ムカつくから何を歌っているかも気になってしまうし、メロディーもきれいに人を小馬鹿にしている。
更によく出来ているのはこのCM挙句の果てには、新婦が「この歌好き」などと相槌を打ちやがる。あわや本当にムカついてしまいかねないのだが、野菜ジュースのカロリーが高いことにビックリしている歌を結婚式で歌われてるのに、「好き」だなどと高評価を与えている器量のデカさにこっちのかすかな怒りは仕方なく、消えうせてしまう。

よー、できてる。
http://www.suntory.co.jp/softdrink/yasai/

■Panasonic Viera
オリンピックが近づいているということで液晶テレビの売り出しも激化するわけだが、なかでも現時点で出稿量でダントツと思われるのが、パナソニックのビエラだ。小雪と綾瀬はるかというどこか幸薄い感が漂うキャスティングを持ってきた意味がよくわからないのだが、その辺は良しとしよう。
スポーツの細部までしっかり映りますってところがアピールポイントであるにもかかわらず、綾瀬はるかが柔道でデカイ外人をCG的に投げている様は如何なものか?と思う。
KissというデジカメのCM評でも書いたが、リアリティを売るのに、アンリアルを前面に出すという行為は愚行以外何物でもない。何の効果もないどころか、逆効果しかない。
オリンピックの感動を映すものの宣伝に女優が演じるウソの柔道家がウソのCGでウソのデカイ外人女優を投げ飛ばす映像など、絶対に出してはいけないのだ。
そんなこともわからないまま、高いお金を使って宣伝するなんて全くナンセンスだ。
http://panasonic.jp/viera/

以上、べた誉め&酷評のコーナーでした。